試打クラブについて: 本ブログはカナダから発信中。随分と英語は上達したと思うけど、未だに困るのが2つ。1つは、どんな時に名詞に、"a"なのか、"the"なのか、それとも何も冠詞がつかないのか、はたまた複数形のSなのか。そしてもう1つがカタカナ英語とこっちの英語との違い。日本からすれば、外来スポーツの
ゴルフ もその1つで、ルールや用具にカタカナが使われるのは当然だけど、日本で聞き慣れたカタカナ英単語も、微妙に英語では一般的ではない事があってややこしい。
有名なのは、ユーティリティで、英語ではHybrid。ユーティリティとハイブリッドは違うというネット論戦もあるけど、とにかく英語ではHybridが一般的。でも英会話中にUtilityって言い間違えても、僕もカナダ人も、ちゃんと同じクラブを認識しているから、ま、これは良し。
日本人とカナダ人で、少しディープな
ゴルフ 談義になったとき、果たして個々人は同じ物を認識しているのか、甚だ疑問に思うのが、
アイアン の形状名称。で、ここで問題。以下の
アイアン 背面側の形状名称は?
正解かどうかわからないけど、
スリクソン の日本語、英語サイトでは以下の通り。
スリクソンジャパン→ウエッブサイトに商品なし、でも日本語ならキャビティでしょ。
スリクソンUSA→形状の記載なし、でも英語なら、きっとCavity Back。
(日本語も英語もほぼ同様)
スリクソンジャパン→ポケットキャビティ
スリクソンUSA→Cavity Back
(Pocket Cavityって単語を使ってるのは、北米ではブリヂストンだけ)
スリクソンジャパン→キャビティバック
スリクソンUSA→Muscle Cavity
(英語ではここで、既にマッスルがついてる)
スリクソンジャパン→フラットバック
スリクソンUSA→Muscle Back Blade
(英語ではマッスル、更にブレードがつく。むちゃ難しいそうな語感の
アイアン だ)
う~ん、所詮、日本人と外国人が英語で
アイアン を語り合うのは無理なのか?更に日本だけでも、ブッ飛び、操作性、進化系、ツアーモデル・・・と、漠然として感覚的な比較不可能な名称ばかりで、同じ民族でも、ちゃんと会話が成り立つのか怪しい。
ならばやはり、ここは数字で違いをハッキリさせるしかない。Z355, Z565, Z765, Z965を纏めてシミュレーターに持ち込みだ。
スリクソン Z355 Z565 Z765 Z965 6番
アイアン
シャフト NSプロ モーダス3 Tour120
フレックスS
ボール
今回も、スリクソン Z-Star XV 2016年モデル
いつもの通り、スペック詳細は割愛。しかし日本、英語の比較ついでに、スリクソンジャパンとスリクソンUSAのビデオ掲載。最初の1分以上は全く同じなのに、日本版は4分54秒、USA版は3分53秒。61秒の違いが気になる方は、同時再生してみてください。
日本語版
VIDEO
英語版
VIDEO
データ:
(明らかなミスヒットを除く、5球平均値)
データ補足: ーシリーズ中、唯一USA版2017年
ゴルフ ダイジェストでゴールドを取得したZ565に最も期待していたが、上がらない・・・。超難しそうな語感のマッスルバックブレードのZ965が、意外にも飛距離も高さもベスト。しかしオートマチックなコントロールはできず。
ー最長キャリーは、Z965の171ヤード。最長トータル飛距離もZ965で、188ヤード。
ー飛距離、高さデータでZ965とほぼ同様のZ355も、素直で優しく、好印象。Z355はソールが厚いモデルだが、まったくそれを感じさせない抜けの良さあり。Tour VTソールという形状に工夫があるらしい。Z355
アイアン は、USAモデルだけのようなので、これはビデオでスペック紹介。
VIDEO
ー全シリーズを通じて、あまり上がらない印象。またどちらかと言うとミスには厳しい。松山のアイアンはあんなに上がって、正確なのに。単なる僕の実力不足か・・・。あるいはモーダス3シャフトがハード過ぎたかな?
今週のコンペに持っていくなら:
アイアン形状名称問題は解決しないけど、カッチョ良くてデータが良いのがZ965ということはわかった。またデータ的には、Z765とZ965が似ていることも。ただどのアイアンも軟鉄特有の打感が少し薄い印象。お店にいたシングル
ゴルフ ァーもZシリーズアイアンの印象に関して同じことを口にしていた。それにしてもZシリーズアイアンは、どれもシャープな顔つきの美形で、連れて歩きたいタイプ。
試打後記:
ゴルフ 関連英語で、最近気になるのが
ゴルフ 協会の略称。日本プロゴルフ協会はPGAで、日本女子プロゴルフ協会がLPGA。英語名ではどちらも最後に...of Japanがついてるのに、略称にジャパンは何処行っちゃんたんだ?PGAJとかLPGAJにしないと、アメリカのPGAやLPGAと混同するんだよなー。
調べてみると、ほとんどの国で、プロゴルフ協会の名称は、Professional Golf Associaion of (国名)になってるけど、何故か略称は多くの場合PGAだけとなる。例外はマレーシアで、ちゃんとPGAMと書いてあってエライ(?)。当地カナダでは、アメリカPGAツアーも開催されるし、カナダ人プロもアメリカPGAに参戦してるし、国自体が国境で接しているのだから、カナダこそ、PGACとかにすべきなのに・・・
・・・得意のメープルリーフでカナダ感をアピールするだけで、略称はやっぱりPGA。各国のプロゴルフ協会が国名をつけずに、”PGA”にコダワル理由がなんか有るのかな?
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