プロ、アマチュアの多くの
ゴルフ ァーが、大手メーカーの
ボール を使う中で、時々、中小メーカーで作ってる比較的安い
ボール が「
タイトリスト Pro V1に匹敵」って話題になることがある。一番有名なのは、やっぱりスネル
ゴルフ かな。日本にも販売店あるみたいだし、何と言っても、代表者のディーン・スネルは、
タイトリスト Pro V1や、テーラーメイドツアープリファードの開発者らしいから、い~
ボール に決まってるよな。
あとはコストコで売ってた格安
ゴルフ ボール とか?あっという間に話題になって、すぐに販売中止になって、復活したけどスペック変わっちゃって売れなくなり、また先月に4ピース
ボール としてアメリカ限定で再々発売された、目まぐるしい生い立ちのボール。
日本ではあんまり知名度ないけど、ヨーロッパや北米のウエッブサイトで、ここ数年「
タイトリスト Pro V1に匹敵」と、噂で話題なのが、
バイス ゴルフ (Vice Golf)のボール。2015年には代表作
バイス プロと
バイス プロ プラスが、米国
ゴルフ ダイジェスト社のホットリストに選ばれたし、最近発売された
バイス プロ ソフトは、同ホットリストで、ゴールド受賞。
バイス ゴルフ は、ドイツのメーカーで、販売店を通すことなく、メーカー直売のみにコダワッている事も話題の一つ。でも、各メーカーから、新しいボールが出る度に「
タイトリスト Pro V1に匹敵」みたいなマユツバ宣伝が繰り返されるから、それほど気にもしてなかった。
しかし、このブログでボルビックビビッド(記事は
こちら )を試打した後に、この
バイス ボールを、ショップ副店長に小声で薦められちゃった事で、単なる噂じゃないことがわかった。だってヤツときたら、①シングルプレーヤーだし、②しかもゴルフボールなんて、サンプルで貰えるのに、わざわざドイツから購入してるわけだし、③いちおう客の僕に、ショップでの売上チャンスを失ってまで、ささやいてくれたわけだし。それに何といっても、眩しいほどのボルビックビビットの蛍光色に勝るとも劣らないという、強い蛍光色ボールも選べる事は、視力が落ち続けて、コースでボールを探しづらくなってきた僕には、モノスゴイ朗報。
タイトリスト Pro V1に匹敵する高性能、大手メーカー品より格安、見つけやすい強い蛍光色・・・そんな都合のいい話があるのかー?ということで、早速ドイツから購入して、シュミレーターに持ち込みだ―。
スペック:
構造:2ピース
カバー:サーリン
ディンプル:368
一番の特徴(知らんけど):バイスで最もソフトの廉価モデル。ヘッドスピード遅め、または女性ゴルファー向け。
タイトリスト では、DTトゥルーソフト?
価格:US$14.95/ダース
うぉー、マグマ、テーマはHOTかな、カッチョエー。
ボール②:バイス ツアー
構造:3ピース
カバー:サーリン
ディンプル:392
価格:US$21.95/ダース
一番の特徴(知らんけど):廉価版のディスタンス系、タイトリストでは、ベロシティ?
おお、今度は雪山、テーマはCOOLかな、カッチョエー。
ボール③:バイス プロ ソフト
構造:3ピース
カバー:ウレタン
ディンプル:336
価格:US$34.95/ダース
一番の特徴(知らんけど):クロームソフトのヒットに呼応するように、2017年に発売された新製品。タイトリストでは、NXTツアーS?
わお、ジャングルに、ワイルドにヒョウだ、カッチョエー。
ボール④:バイス プロ
構造:3ピース
カバー:ウレタン
ディンプル:318
価格:US$34.95/ダース
一番の特徴(知らんけど):スピン系のバイスゴルフ代表作。タイトリストならPro V1?
ガオーって、これはライオンだ、カッチョエーな~。
ボール⑤:バイス プロ プラス
構造:4ピース
カバー:ウレタン
ディンプル:336
価格:US$34.95/ダース
一番の特徴(知らんけど):バイスで唯一の4ピースボール。タイトリストならPro V1x?
おー、最後はタイガー、カッチョエー。
構造:3ピース
カバー:ウレタン
ディンプル:344
価格:US$44.99/ダース
一番の特徴(知らんけど):日本ではタイトリストに迫る人気ボール。個人的には2016年のエースボール。いつも試打で使用しているので、比較用に今回も一緒に
テスト 。
ふ~ん・・・。
クラブ①:クリーブランド ランチャー HD ドライバー
9度
クラブ②:ウエッジ クリーブランド RTX-3.0
56度
構造、カバー、価格差などでわかる通り、名前に「プロ」がつく3種類、"プロ ソフト"、"プロ"、"プロ プラス"が、ボールに明確なこだわりを持つ上級者向け。"ドライブ"、"ツア―"は、どちらかというと、初級~中級者向けってとこかな。
全ボール共通で、パットで目標に合わせやすいKIL(Keep In Line)ライン付き。
これに加えて、「プロ」3種は、ウレタンカバーで高スピンを生む、S2TGテクノロジー採用。更に、”プロ”、”プロ プラス”は、ボールスピードをアップさせるコア、HESC(High Energy Speed Core)テクノロジーを採用。
今回購入したのは、5種類のボールが2個づつ入った、お試しセット。US$17.95で、お得!
ボックスを開けた瞬間にカッチョ良さにヤラれた。ネットで注文してから、メーカー所在地であるドイツから、4日間でカナダ(本ブログはカナダから発信中)に到着。
ついでにビデオ。プロモビデオというよりも、純粋に社会科見学として面白い。
VIDEO
データ:
ドライバー フルショット
ウエッジ 20ヤード(・・・位を目指した)アプローチショット
(明らかなミスヒットを除く、5球平均値)
男性ゴルファーだけど、日本発売前から、いまでもマジで使用中。
僕のトラブル肌の世紀末救世主伝説。
データ補足: ードライバー飛距離に関しては、打感がソフトな2種、”ドライブ”および”プロ ソフト”が同等。残り3種”ツアー”、”プロ”、”プロ プラス”が同等。ソフト系2種の方が飛距離は短いけれど、2016年の
スリクソン Zスター XVよりも飛んでる。
ーバックスピンが効くのは「プロ」系3種の”プロ ソフト”、”プロ”、”プロ プラス”。
ーつまり単純に飛距離、バックスピン量を最重要要素とするボール選びであれば、”プロ”または”プロ プラス”っていうことになる。あとは打感の好みや価格による違いが考えどころ要素。
ードライバー最長キャリーは、”ツアー”と”プロ”が同点で、234ヤード。最長トータル飛距離は、”ツアー”で、262ヤード。ウエッジアプローチの最高バックスピン量は、”プロ ソフト”で3,570RPM。
ー”ドライブ”が最も柔らかいらしいけど、後述する”プロ ソフト”とあんまり変わらない打感、っていうかブラインド
テスト したら多分わかんない。パター
テスト では、明らかに”ドライブ”が”プロ ソフト”よりも柔らかいけど。飛距離は”ドライブ”と”プロ ソフト”では同等だけど、価格は”ドライブ”が安いから、”ドライブ”は、かなりコストパフォーマンス高くて、お買い得。
ー”ツアー”は、ディスタンス系ボール特有の硬さがある。ウエッジでも硬くて乗せて運ぶイメージを持てないな。ま、どっちにしても、ほとんどイメージ通りにアプローチなんてできないけどさ・・・。
ー”プロ”と”プロ プラス”は、適度に芯を感じる気持ちのよい柔らかさ、これはい~。正直なところ、ドライバーとウエッジでは、この2つの打感、感触の違いは、僕にはわかんないけど。
ー但し、ショップの大学生ゴルフ部に試打させたところ、断然”プロ プラス”の打感が優れているとのこと。ヘッドスピード∞みたいな高速スイングを持つ彼の
テスト では、”プロ プラス”の方が明らかに飛んでた。試打後に、”プロ”と”プロ プラス”のスリーブ説明書きをマジマジと見比べて、「やっぱり”プロ プラス”は4ピースか!」と後出しジャンケン発言もしてた。しっかりボールを潰せる人には、4ピースの”プロ プラス”がいいのかも。
ー”プロ ソフト”が、”プロ”、”プロ プラス”よりも打感がソフトなのは、僕でもわかる。でもキャロウェイ クロームソフトほどの柔らかさはなし。
今週のコンペに持っていくなら:
”プロ”または”プロ プラス”の
テスト 数値がシュミレーターでは良好だった事を念頭に、しっかりコースでも、5種類ぜ~んぶテストしちゃった。”プロ”か”プロ プラス”かシュミレーターテストでは、判断つけられなかったけど、結果的にはコースに持ち込んで、「うん、”プロ”」と自信を持って判断できた。理由は2つ。
まずは”プロ”のドライバー、アイアンショットでのサイドスピンの少なさ。「やっべ、こすった」っていう感覚のスイングでも、林に消えずに、ラフ端っこでチョコンと可愛いく止まっていて「あっぶねー」で済んだこと数回(ちっきしょー、最近ゴルフの調子悪いんだよな・・・)。
もう一つは、パット打感。”プロ プラス”はパターフェイスからの球離れが良すぎて、パット不得意の僕には過敏。”プロ”には適度に鈍い「遊び」があって、狙った場所にコントロールしやすかった。
もちろんスピン特性やパット打感の好みは、ゴルファーひとりひとりのスイングとの相性や感覚によるところが大きい。前述の通り、スイングスピード∞大学生ゴルフ部のイチバンは、”プロ プラス”だったし、僕にバイスボールを薦めてくれた、ショップのささやき副店長の使用球は、”プロ ソフト”。
試打後記:
バイスゴルフのウエッブサイトの会社紹介写真トップ。
ウエッブサイトも、ヨーロピアンテイストでカッチョエーな~。飲んでるのは創業者かな?もし日本の会社で、ウエッブサイトの社長紹介写真が、社長本人が足組んで、酒飲んでるのものだったら、企業もウエッブサイトも大炎上すること間違いなし!
気になったら 価格チェック:
PS:
僕にとって2016年エースボールは、ずっと試打で使用してきた
スリクソン Zスター XV(2016年モデル)。主な理由は、飛距離性能、直線性能に加えて、見やすいイエローを選択できるため。2017年の絶対エースボールは、テーラーメイド
TP5 。これは何といってもサイドスピンの少なさと、アイアンでの飛距離性能。今日もTP5でコース回って、性能の良さは再確認したけど、値段高いし、何と言ってもホワイトしかないのが、とっても不満。今回のシュミレーターテストでも、コーステストでも、パットテストでも、僕にとっては、バイスゴルフ ”プロ”の性能に、一点の曇なし!となったので、視力が落ちまくり対策で、自信を持って、2018年のエースボールは、バイスゴルフ ”プロ”の蛍光色ボールで行くぜ―。
で、ワクワクして、バイスゴルフのウエッブサイトで、ポチって購入しようとした所、蛍光色は全て売り切れ中・・・。買えないー、俺のシュミレーターとコースでの、試打テストの時間を返せ―。