試打ボールについて:「
レンジボールは飛ばない」というのは、アマチュアゴルファーでも知っているし、感覚的にわかっているし、練習場での慰めにもなる。それにしても、いつも行っている練習場のボールと、いつもコースで使っているボールの飛距離差を、ちゃんと数値で知りたい。これを頭に入れておけば、必ずティーショット着地地点辺りで待ち構えるバンカーを越えるかどうか、あるいはキッチリ手前に止まるかどうかを判断するのに、実はかなり有用。
ついでながら、「もしかするとアマチュアゴルファーにはプロが使うようなボールよりも、
レディスボールとの相性の方がいいのかも・・・」と原因不明の不調時に頭をもたげるヒラメキも、一度はちゃんと、試して比較してみる価値があるはず。
練習場で絶好調なのに、コースで見慣れたスコアとなるのは
レンジボールが悪いのか?実は
レディスボールが、男子アマチュアゴルファーには一番合っているのに、メーカーやゴルフ業界の策略で、この衝撃の事実が隠蔽されているのか?
ツアーボール
スリクソン Z-Star XV 2016年モデル
試打クラブ テーラーメイド M2ドライバー 2016年モデル
10.5度
シャフト:Fujikura Pro - 56S
データ:
データ補足:ー
レディスボール初ショット。その特異な打感に戸惑い。ミスショットした際のボールの芯が直接クラブに当たるような未体験の衝撃。また柔らかさよりも、逆に重さを感じた。まさかと思い計測したが、Z-Star XVよりも約0.5g軽い。
今週のコンペに持っていくなら:
予想通り、飛距離はツアーボール、
レディスボール、
レンジボールの順。ボール回転数も予想通り。僕の場合では、コースでは、練習場のドライバーよりも、キャリーで約17ヤード飛び、トータル飛距離で約20ヤード以上転がることを頭に入れて置くべし、という事が良くわかった。これで、待ち構えるバンカーに正確な対処方法がわかる上、この数値が裏付けとなり、力まずに打てる。当初考えていたよりも、ずっとメンタルに効くデータとなった。
飛距離も回転数も予想通りの平凡なデータ・・・だが、気付いていなかった事を発見。
レンジボールはスピンが多いので当然かもしれないが、3つの中で、一番高く上がる。しかもツアーボールのような伸びもないので、落下角度も急。つまり、「高く吹き上がって」、「上からストンと落ちる」。そして落ちた後は「バックスピン」が効いてる・・・!これはショートホールに使えるぞ!どうしてもサイドスピンが多すぎるが、特徴と捉えれば、横の林から出して、フェアウエイに戻す、インテンショナルフックやインテンショナルスライスも打ちやすいっていう事ではないだろうか・・・。もちろんレンジボール使用は、厳密にはルール違反だけど、エンジョイゴルフなら良し。
パ-4,パー5はツアーボール。パー3は、思い切ってレンジボールで回ろう!(練習場から勝手に持ち出しはダメです。)
テストデータ編集後記:
改めてデータにすると、レンジボールのパー3での使い途に気づき、面白かった。しかし肝心のパー3で使うアイアンの飛距離比較はしてないぞ。またシュミレーターに走らなければ。
それにしても、なんだか中途半端なレディスボールの存在意義って何だろう?今回テストしたレディスボールのコンプレッション60。コンプレッションだけなら、レディスじゃなくても、もっと柔らかいボールはある。レディスボールは、ヘッドスピードを落としてテストすると、何か別のデータが見えてくるのかな?メーカーの方、ゴルフ業界の方、是非教えて下さい。
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