試打クラブについて:日本で、夜の7時以降にスーパーマーケットで、お刺身なんかが半額になるとか。本ブログを書いているカナダでよくあるのが、昨日焼いたパンが、翌日半額とか、古い果物や野菜がまとめてお買い得になってるとか。パンならトーストしたり、フレンチトーストしたり、野菜だっていたんでるところは切り取ればいいし、ちょっとぐらいカビ生えてても、安くてお得なら、個人的には全く問題なーし。(ちなみに歯磨き粉もグルグル巻にして指がうっ血するほど圧迫して使い切り。更にチューブをハサミで半分に切って、しぶとく内側にのこっている歯磨き粉を歯ブラシに直接つけて使い続け。)
そんなド経済的な僕が
ゴルフショップで一番気になるセールが、モデル切替時期のセール。中古クラブのセールと違ってちゃんと新品だし、性能未知数の新モデルよりも、発売から時間が経過したモデルは、沢山の試打
レビューや販売実績などで、良し悪しがしっかりと確立されているから大失敗はしない。
しかし現実では、新製品が発売される度に、新コンセプトや革新技術が、魅力的な広告に姿を変えて、僕の両肩をがっちり掴んで、前後に激しく揺さぶりながら「これでスコアが縮まるんだぞ」と、僕のとっても弱い心をさらにフニャフニャにする。思わず「おーそーかー、スコアはお金で買うのか・・・」
否、待て。例えば最近なら”
エピックドライバーvsM2ドライバー”のような新製品同士の比較や
レビューばかりで、最新モデルありき。でも7時過ぎのお買い得品vs作りたて最新人気モデルを実際に試してないじゃないか。
今回テーマの
ピンGドライバー、既にUSオープンで後継機が目撃され始めている・・・ということは、ロングセラーの
Gドライバーがお買得になる7時が近いぞ。
既に
エピックドライバーは試打したけど、改めて、お買い得品vs最新人気モデルを、同じ日に一気に打ち比べて、ちゃんとデータをとって、しっかりと見極めなくちゃ。
スペック:
ヘッド:
9度
9度
10.5度
シャフト:
フレックス S
キャロウェイドライバー用
アルディラ ローグ マックス 65
フレックス S
ボール:
今回もスリクソン Z-Star XV 2016年モデル
いつものようにクラブ詳細は割愛。
でも一つだけ特質紹介。
Gドライバーの特徴は、何と言ってもクラウンにあるトンボの羽根からヒントを得たという空力性能アップのタービュレーター。好みが分かれそうだけど、メカっぽくて、ちょっとカックイイ。
データ:
(明らかなミスヒットを除く、5球平均値)
データ補足:ーG LS Tecは、上級者好みの、とにかく左に行かない弾道。
ー試打時に、G LS Tecの方が、
Gドライバーよりも、かなり飛んてるイメージだったけど、結果的にほぼ同じ飛距離。それどころか、G LSの”LS”は、Low Spinの頭文字のはずだけど、G LS Tecの方が、Gよりもバックス
ピン量が多い・・・僕の技術不足?
ー対して
エピックドライバーは、サブゼロが”ちゃんと”低スピンという結果。
ーピンドライバーの最長キャリーは、G LS Tecの249ヤード、最長トータル飛距離も、G LS Tecの275ヤード。キャロウェイドライバーの最長キャリーは、サブゼロの260ヤード、最長トータル飛距離も、サブゼロの287ヤード。凄すぎる~、さすが最新超人気機種、まいりました。
ー今回試打した
Gドライバーのピンオリジナルシャフトは、北米では「
Gドライバー with ツアーシャフト」として販売されており、「ツアーシャフト」ではない通常モデルよりもC$40ほど高い。通常シャフトもピンだが「アルタ55」という「ツアーシャフト」よりも軽量でトルクも低いモデル。これも数球試打したが、しっかり打感のヘッドに対して、シャフト剛性に頼りなさを感じた。
ピン アルタ55(色はカッチョイイ、これを選ぶならフレックスXか?)
ー
エピックに比較して、エピックサブゼロは確かに一発の飛びはある(今回サブゼロでシュミレーター飛距離自己新達成!)が、反面、ミスに非常にシビア。マメの上にマメができるまで反復練習必須。
今週のコンペに持っていくなら:
うっかり7時を過ぎたのに気づかなかったらしく、Gドライバーのセール、もう始まってます。Gドライバー(ツアーシャフト付きモデル)定価C$589.99が 、赤札 $100引きの、 $489.99。対して新鮮超人気商品のエピックドライバーはC$659.99。その差C$170、う~ん。
Gドライバーは飛距離に加えて、左右への安定感あり。実際のコースなら、このクラブへの信頼感で、よりしっかり振り抜けるので、結果的にエピックドライバーよりも飛ぶかも。早い者勝ちですよー。
試打後記:
Gドライバー、ヘッドスピード速っ!G30発売当初から話題になっていた、タービュレーター。メーカーの宣伝でも、あちこちの試打や
レビューでも、ヘッド周りの空気を整流してヘッドスピードがアップすると書いてあった。しかし正直なところ、「・・・んなわけないじゃん。宣伝ゴクロウサマ~」と完璧に無視してた。Gドライバーは以前に試打して飛ぶなとは思ったけれど、ちゃんとデータをとって比較、分析したのは今回が初めて。
ヘッドスピードには無頓着だったし、前述のようにタービュレーターは完無視していたので、今回シュミレーターのデータを見て驚愕。それでも「・・・んなわけない」と思いながら、意地になってエピックドライバーと交互に打ち比べなどもしたが、いや、ホントにGドライバーのヘッドスピードは速い。タービュレーターちゃんと効いてます。G30, Gドライバーとタービュレーターを受け継いでいるのには、ちゃんと技術的な裏付けがあるのね。
ヘッドスピード平均速度で4m/sの差があるにもかかわらず、エピックドライバーの飛距離はGドライバーよりも明らかに上。ググるとトップに出てくるヘッドスピードと飛距離の関係、ヘッドスピードx5.55=飛距離の計算式を当てはめると・・・
Gドライバー LS Tec:理論値47.2x5.55=261.96ヤード > 今回の試打値246
エピックドライバーサブゼロ:理論値45.2 x5.55=250.86 < 今回の試打値253
・・・つまり、ジェイルブレイクテクノロジーも、ちゃんとカナリ効いています。
ということは、Gドライバーが持つ弾き性能は、あまり高くないということ?これがもしエピックドライバー並の弾き性能を得ると、47.2x(253/45.2)=264.19ヤード!わ~い、これならまた飛距離新記録更新だ。新Gドライバーの
G400の写真をもっかい、よく見ると、あるあるちゃんとタービュレーター!僕でも気になるくらいだから、メーカーも、
G400ではしっかりと弾き性能をアップさせてくるはずだ。こ、これは、
G400を試さなくは・・・
ゴルファーの欲はとどまるところを知らない。
気になったら価格チェック:
エピックドライバー+タービュレーターは、たぶん出てこないので、お買得で安定感のあるGドライバー買っとこ。
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