ピンG400の正式発表が、北米時間で7月10日、日本時間では7月11日解禁だったようで、あっちこっちで写真や記事が掲載されはじめた。しかし本日(日本時間7月13日)現在、実際の試打
レビューがあるのは英語サイトだけで、日本の試打記事はない。きっと発売時期に応じた箝口令みたいなルールがあるだろーなぁ。日本での発売日が9月7日、こっち(カナダから発信中)の発売日が、7月27日だから、一般
ゴルファーが試打できるのは、まだ先だな―っと思っていたところに、いつもの
ゴルフショップからヒミツの入荷情報キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
「G400
ドライバーとフェアウェイウッド最初のロット到着。店頭にはまだ並べられないけど、試打しに来る?」、Yes,Yes,Yes,ワンワンワン!思いの外、早く体験できる!この日のために、前作G
ドライバーとも比較できるように、ちゃんと試打しといたんですぅ(記事は
こちら)・・・という訳で、緊急試打&慌ててデータ発表!
ボール
まだ使用中。いつものスリクソン Z-Star XV 2016年モデル
とっても新製品なので、スペックも紹介。
前作のGドライバー同様に、スタンダード、つかまりの良いSF TEC、低ス
ピンのLS TECの3種類。見た目の違いはタングステンウエイトの位置。
ピンi20ドライバーにもTungstenって書いてあったなー。
左からスタンダード、SF TEC、LS TEC(今回はLS TECなし)
日本のピンによると”安定した高MOIヘッド"、”空気抵抗を抑えたヘッド”、”新素材フェース”の「3つのチカラで飛ばせ!」というプロモーション。北米サイトでは、もう少し細かく別けて、以下の6項目を挙げている。
1) 特許取得の熱処理を施したT9S+6%薄く、9%軽くなったフェースで、さらに16%フレキシブルに。
2) 後方に配置してMOIを高めるタングステンウエイト
3) 新空力デザイン。タービュレーターとボルテックテクノロジーでダウンスイング時の空気抵抗を40%抑え、ヘッドスピードが15%アップ。
4) リサーチとコンピューターシミュレーションで開発した、深みある、抑えた打球音。
5) ドラゴンフライ(トンボ)テクノロジーでクラウンを薄くし、CG位置を最適化し、MOIを高め、許容性と正確性を最大限にした。
6) 引き締まった新デザインで速いヘッドスピード促進し、スイング時の集中力アップにも貢献。
・・・って、スペック自体にあんまり新鮮味はないかな。でもマットブラックの引き締まったクラウンと、445ccと小ぶりになったヘッドは、確かにカックイイ。
データ補足:ー飛距離では、前作Gドライバーとほぼ同様か、やや劣る。(記事は
こちら)。
ーしかしながら、ミスへの許容性と、常に同じ所に打てる正確性(特に左右)は、前作を遥かに凌ぐ。
ー前作GドライバーSF TEC以上に、G400 SF TECは設計意図通りによくつかまる。かなり開いたり、右プッシュしても、なかなか右には行かない。
ー最長キャリーは、スタンダードの246ヤード。最長トータル飛距離もスタンダードで、269ヤード。
ー前作Gドライバーは球が上がりにくいイメージだった。それよりも良いが、SF TECは球が上がりにくいために、追加で12度も試打した。
ー打感は、前作のGドライバーよりも柔らかいという前評判だったが、G400ドライバーの方が若干硬い。
ースタンダードの打球は、前作よりも上がりやすく、また前作同様に直進的。
今週のコンペに持っていくなら:
残念ながら今回入荷分には、一番打ちたかったLS TECはなかったが、G400ドライバーの許容性と正確性は、他社ドライバーと比較しても群を抜く。特に左右にブレにくい正確性には驚愕。しかもそれぞれの特徴通り、G400スタンダードはいつも真っ直ぐに、G400 SF TECはいつもつかまる。前作Gドライバーも直進性が強く、マニュアルで球筋を操作したい上級者には、物足りないようだったが、G400は前作以上に、オートマチック。
飛距離では前作と差異を感じないが、前作のエイリアンのような大型面長ヘッドから、445ccと八頭身美人的に引き締まったヘッドになったにも関わらず、許容性と正確性性を高め、飛距離も犠牲にしないというのは、かなりスッゲー。
イキナリだけど、思い出したのは薄いブリキ板などを切るための、金切りバサミ。直進用、右曲がり用、左曲がり用と、ハッキリと役割が決まっている。いっそ、G400スタンダード、SF TEC、LS TECと3本全てのドライバーをバッグに入れて、ホールごとに使い分けるか?
試打後記:
前作Gドライバーは、引続き旧モデル特売セール実施中で、通常シャフトもツアーシャフトも約C$400。前回記事を書いた6月20日時点よりも、ツアーシャフトではさらに、C$100近く安くなってる。対して新G400ドライバーは通常シャフトが約C$600で、ツアーシャフトが約C$650。その差額約C$250。う~ん、このG400、顔もいいし、好みの小ぶりだし、音もいいし、正確だし、かなり欲しい・・・。
気になったら 価格チェック:
G400ドライバーは、まだ日本では買えません。代わりと言っては何ですが、前出の金切りバサミでもいかがでしょうか?
この電動工具を持ったキャラは何だ・・・と思ったら、名前:サヤカ、性別:♀、血液型:A型、誕生日2月6日、出身地:大阪府、趣味:工具屋めぐり、特技:DIY・・・だそうです。
PS
早くG400LS TECも打ちたいなー。でも、もうフェアウェイウッドも打っちゃったー。早々に記事にしまーす。