ピン G400 フェアウェイウッド。G400シリーズの方向性とピン社のガッツを、進化の中に見たぞ、試打してレビュー。│データで見る、US仕様の最新ゴルフ用品

ピン G400 フェアウェイウッド。G400シリーズの方向性とピン社のガッツを、進化の中に見たぞ、試打してレビュー。

 Ping_G400_3W.jpg


試打クラブについて
待望のG400の第一便が、ショップに秘密裏に入荷したのは昨日。第一便に含まれていたのは、スタンダードドライバー、SF TECドライバー(記事はこちら)、3番フェアウェイ、5番フェアウェイウッドのみ。G400シリーズは、これ以外に、アイアン、ユーティリティ、クロスオーバー(アイアン型ユーティリティ)がラインナップ。北米での発売日は、ドライバーとアイアンが7月27日で、フェアウエイウッド、ユーティリティ、クロスオーバーが8月17日と微妙な時間差。もしかしたら自信作のドライバーとフェアウエイウッドで、ファンをつくって、その後でアイアンその他を買わせようとする戦略かしら?


G400ドライバーのヘッドは前作Gドライバーの460ccから、445ccになったこともあり、見た目でかなり小ぶりになったのがわかる。一方、フェアウエイウッドは、構えてみても、大きさ、形での見分けがつけられないほどにクリソツ。

G400_G_FW.jpg 


これはいつか書いたクリーブランドRTX-3.0 vs. ボーケイSM5のそっくり対決(記事はこちら)同様に、一緒に試打して、進化度合いをデータで見極めなければ。今回は5番フェアウェイウッドのデータで検証。



スペック: 
クラブ:ピン G400 フェアウエイウッド
5番 17.5度 (写真は3番)
Ping_G400_3W.jpg 


シャフト:ピン アルタ CB 65S
Ping_AltaCB_FW.jpg 


クラブ:ピン G フェアウエイウッド
5番 17.5度
Ping_G_5W.jpg 


シャフト:ピン アルタ 65S
Ping_Alta_FW.jpg 


ボール:スリクソン Z-Star XV 2016年モデル
Srixson_ZStar_2016.jpg  


G400標準シャフト名称も、”アルタ”をG標準シャフトから引継ぎ。新シャフト名称はアルタCB。アルタCBのカッパーカラーのシャフトは、渋く洗練されたデザインでカッチョイイな~。
CBは、ピン社独自特許のCounter Balanceの頭文字で、このカウンターバランスデザインでより多くの質量をヘッド側に寄せて、エネルギー伝達をアップさせることができるらしい。
お、ちょっと待てよ。カウンターバランスシャフトということは、G400フェアウエイウッドとGフェアウエイウッドでは、スイングウエイトとか、シャフトバランスとか、ヘッド重さとかも違っているっていう事か。見た目は子供、頭脳は大人の名探偵コナン化しているんだな・・・ならば、スペック比較。


FWシャフト比較:
G400_ALTA_Data.jpg 


5Wクラブ比較:
G400_Club_Data.jpg 


・・・えっ、ロフトも、シャフト長も、ライ角も、スイングウエイトも、フレックスも、重さも、打球高さもスペック、ぜーんぶ一緒じゃん。えっ、しかしヘッド容量はG400が169cc(5番)で、前作の161cc(5番)よりもデカイのか?ドライバーでは大収縮したのに、フェアウエイウッドは膨張してる。このG400フェアウエイウッド5番の169ccは、ちょうど前作の3番フェアウエイウッドと同じ容量。ちなみにG400フェアウエイウッド3番の容量は181ccと、前作から12ccも増量サービス中。



データ:
Data_G400_5W.jpg 
(明らかなミスヒットを除く、5球平均値)



データ補足:
ーG400フェアウエイウッドは、増えたヘッド容量が、飛距離に反映されない。
ーしかし、ドライバー同様に、G400フェアウエイウッドは、左右のブレが極端に少ない。
ー最長キャリーは、前作Gフェアウエイウッド(5番)の、211ヤード。最長トータル飛距離も前作Gフェアウエイウッド(5番)で、234ヤード。



テスト時の感覚:
ー両クラブのバランス、重量感、打感等はやはりクリソツ。
ーしかし打球は全く異なり、G400フェアウエイウッドは、真っ直ぐ~フェード気味の打球。対してGフェアウエイウッドは、つかまったドロー系。


今週のコンペに持っていくなら:
G400フェアウエイウッドの注目点は、左右のブレの少なさに加えて、打球高さ。ドライバーでも同様に感じたが、G400フェアウエイウッドも、前作Gよりも、球が上がりやすくなっている。平均落下角度は、G400フェアウェイが43度と、Gフェアウエイウッドよりも10度も多く、より真上に近い角度から落ちて来ることがデータでよくわかる。このため、結果的にランを含めたトータル平均飛距離では、前作Gフェアウエイウッドに16ヤード劣るが、平均キャリ―差は、5ヤードとほぼ同様。G400は、ピンをデッドに狙えるフェアウエイウッドに進化している。



試打後記:
G400のドライバーとフェアウェイを試打、データ取得、前作と比較して、G400シリーズの特徴や進化方向がよく見えてきた。元々、ピンのドライバー、フェアウエイウッドの商品ラインナップには、上級者向けのiシリーズと、アベレージゴルファーでもブッ飛ぶGシリーズがあり、Gシリーズは、宿命の如く、ブッ飛び一辺倒に進化してきた。今回のG400では、少し立ち止まり、アベレージゴルファーに何が必要なのかを、再考した感がある。アベレージゴルファーのスコアアップにダイレクトにつながる、左右にブレない正確性、オートマチックな打球高さには、際限のないブッ飛び競争から一歩引いて、ゲームとしてのゴルフの本質に立ち返った、ピンのガッツとコダワリを感じる・・・って読み過ぎかな?



気になったら 価格チェック:
やっぱりG400フェアウエイウッドはまだ買えません。腕に覚えのあるゴルファーなら、安売り中のブッ飛びGドライバーは、今が超お買得。


PS
やっぱりでっかくなったG400 3Wも打ちに行かなくちゃ。



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