15年間も、当たり前の様にアディダス3本線ロゴをつけて、テーラーメイドの代表的
ゴルファーだった、セルジオ・ガルシア(日本だと、セルヒオ・ガルシアって呼ばれてるのね・・・本ブログはカナダから発信中!)が、あっけなくキャロウェイに移籍したのが去年10月中旬。で、移籍後たった3ヶ月で、何もかも新しいキャロウェイクラブで、あっけなく優勝しちゃったのが1月中旬。セルジオは、去年マ
スターズで優勝したとは言え、20歳台の活躍が目立つ最近の米国PGA、欧州ツアーでは、顔もヒゲも濃いけど、影は薄くなってたから、今回の優勝は全くの予想外。
しかも5打差の圧勝でしょ、すっげ。ドライバー、スプーン、クリークのウッド系が、超話題でみんなが早く打ちたくてウズウズドキドキヤキモキしてる、ジェイルブレイク(脱獄)テクノロジー第二世代の
ローグシリーズ。キャロウェイによると、セルジオが優勝した「SMBCシンガポールオープン」では、彼の平均ドライバー飛距離は320ヤード超(・・・ホエ~)で、フェアウェイキープ率78.57%(えっと、1ラウンド平均だと、ショートホールを除くから、15ホール中、11~12ホールだ)。4日間で12回プレーしたパー5では、1イーグル、6バーディっていうから、ドライバーの貢献率そーとー高い。
(シンガポールオープン優勝時の、セルジオ・ガルシア使用クラブ。ドライバーは
サブゼロ。)
・・・と期待値がストップ高の展開で、去年もジェイルブレイク元祖のエピックドライバーを試打したけど、イマイチ萌えることなかったし(記事は
こちら)、エピックドライバーを購入した数人の知人も「お~、買って良かった~♡」という
ゴルファーはおらず、「ま、買って良かったんじゃん♠」程度。エピックドライバーは、確かに飛ぶドライバーだし、暫くヒットがなかったキャロウェイのイメージアップにはなったけど、なーんか打感がダメだし、ヘッドスピードが上がらないとジェイルブレイクテクノロジーが真に効かないという、スタイルが良くないと入会できないスポーツジムのような、手の届きにくさがあった。
それでも進化版ジェイルテクノロジーを含めた最新技術の固まりみたいだから、もっかい期待値青天井にして、シュミレーターでぶっ叩くぞ―。
スペック:
9.0度
(後ろ側に、小さなウエイト)
9.0度
(ヒール側に、ウエイト)
(後ろと前に、小さなウエイト)
シャフト:アルディア シナジー 60
Sフレックス
ボール:スリクソン Z
スター XV 2017年モデル
北米キャロウェイによる特徴は4つ。
①ジェイルブレイク効果
前作よりも25%軽い砂時計型のチタン柱だけど、クラウンとソールは硬めにして、ジェイルブレイク効果を改善したそうな。ついでに新X-フェイスVFT採用で、ボールスピードがアップ。
ジェイルブレイクテクノロジー特化のプロモビデオ
②トラキシャル(3軸)カーボンクラウン
最近よく耳にする軽くて丈夫な3軸カーボン採用し、余剰ウエイトでMOIと許容性を改善。
③ボーイング社とコラボした新スピードステップテクノロジー
ボーイング社と共同開発した既存技術を、リーディグエッジ形状を見直し、更に空力性能を高め、ヘッドスピードアップにつなげた。
④プレミアムシャフトセレクション
40g台~70g台までのプレミアムシャフトを選択できる。
左から・・・
アルディラ クワランタ (タイムボカンか?)
アルディラ シナジー
プロジェクトX イーブンフロー ブルー
プロジェクトX ハザーダス (キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!)
ローグシリーズドライバーのプロモビデオも。
データ:
(明らかなミスヒットを除く、5球平均値)
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ゴルフがないと仕事にやる気がでなーい。音楽がないと生活に彩りがなーい。
・・・結局、寝ても覚めても趣味ばかり。時間ができたら仕事しよっ。
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データ補足:ーどのクラブも超絶ヘッドスピードにオドロキ。ローグ試打前に、別のドライバー2種類を試打したけど、こんなヘッドスピードは出なかったし、ローグで別のシャフトも試したけど、やっぱりヘッドスピードは超絶だった。新スピードステップテクノロジー恐るべし。
ーローグドローは、僕にはドローバイアスが強すぎて、数値がイマイチになった。
ーローグ
サブゼロは、ローグドライバーに比べてややボール低め傾向。
ー最長キャリーは、ローグドライバーで、254ヤード(・・・ホエ~)。ランを含めた最長トータル飛距離も、ローグドライバーで、277ヤード。キャリーもランも自己新記録更新!
ー前作のエピックドライバーとの最大の違いは、著しく改善された打感。エピックドライバーの硬めで無機質な打感から、ローグドライバーは、ボールの潰れやフェイスのたわみを感じるような「しっとり」した打感に進化。この打感改善は、
ゴルフショップ店員も全く同じ意見。
ーローグドライバーは、右に行く傾向はなく、打球は真ん中からドロー系。
ーローグドロー(ローグ
スター)は、その名の通りにドローバイアスが強烈。試しにオモイッキリ右にプッシュアウトして打つと、ビヨ~ンと左に戻ってきた。ヒールのウエイト効果グンバツで、元々ドロー傾向の僕には、データの通り、打出し方向が左向きとなり、飛距離も、高さも芳しい結果は出なかった。
ー厳しさを覚悟して打ち始めた
サブゼロ。ローグドライバー、ローグドロー(ローグ
スター)よりも、若干許容性は低いけど、特には問題なし。サイドスピンもバックスピンも少なく、ボールをこすってフック、スライスを怖がることなく、ドロー、フェードを打ち分けられる。
ー使用したアルディラ シナジーっていうシャフト、先調子傾向だけど全体も癖なくしなる優等生タイプで、好印象。超絶ヘッドスピードはもしかして、このシャフトのせいかと思い、アルディラ クワランタも試したけど、やっぱり超絶ヘッドスピードだったから、新スピードステップテクノロジー効果かな。
ー並べるとこんな感じ。
ーブルーのイメージあったけど、フツーに黒っぽく見える。
今週のコンペに持っていくなら:
これはカ・ナ・リ・ヤバイ。はっきし言って超ほしいー。実は、今回のショップ訪問の主な目的は、テーラーメイドRBZ 2.0ドライバー試打と、型落ちセール中のコブラF7+を、もっかい試打して、良さを確かめてからの”お買い物”だった。結構覚悟決めてクレジットカードを握りしめながらショップに行ったら、店長登場で「・・・来たぜ、ローグ。発売前だけど、いっちょ、いく~?」となり、テーラーメイドRBZ 2.0ドライバー、コブラキングF7+の後に、予定外の試打開始。
もうローグ一発目から、他のドライバーとは、完全に別次元のブッ飛び度を体感して、ハートにドキューン(歌は
こちら)。ホントにUSGAのフェイス反発係数ルール内に収まってんのか、これ?それにこの信じがたいヘッドスピードに、ファイトだバキューム。ジムに入会せずとも、急にスタイルが良くなって、モデル事務所に入ってしまった様に呆気にとられた(よくわからん)。またローグドライバー、ローグドロー(ローグスター)、ローグ
サブゼロの球筋傾向が、しっかり区別化されている上に、それぞれの傾向内で狭い範囲に着弾する安定性があるのもスゴい。飛距離は異次元で、「やべっ」ていう逆ダマが出にくいから、ガルシアのシンガポールオープンそのままに、アマチュア
ゴルファーのスコアアップにも相当貢献するはず。
個人的にはローグドロー(ローグスター)は合わないけど、スライス傾向の
ゴルファーにはピッタリ。球筋も、スピン傾向も改善が期待できるんじゃないかな。僕が買うのであれば、ローグドライバーかサブゼロだけど、大好きシャフトのハザーダスも試さなくちゃいけないし、サブゼロで前後のウエイト交換したり、ガチャガチャいじったりして、しっかり自分にあった方を選ばなくちゃな、安い買い物じゃないし・・・って、もうすっかり買う気200%。
試打後記:
前回カラッポだったコブラキングF8/F8+(記事は
こちら)シリーズのディスプレイスタンド。
今回は、しっかりディスプレイ。売れ行きはイマイチみたいだけど、理由はコブラキングF8/F8+を購入検討するゴルファーの殆どが、キャロウェイローグ、そしてテーラーメイドM3/M4と比較したいがために、これらのクラブが出揃うのを待っているんだとか。僕も全くどーかん。ローグを決める前に、やっぱりテーラーメイドM3/M4も試打しなくちゃ。
気になったら 価格チェック:
まだローグシリーズは解禁前で予約販売だけ。日本ではローグドライバーは数量限定だぞ!

PS:
しっかし今回のキャロウェイ、価格戦略でも魅力的にしてきたぞ。ローグシリーズでは、エピックシリーズよりも、リストプライスがC$10安く設定してあるー。あ、メーカー策略にカチッとハマって、魅力的とか安いっていう単語を使っちゃたけど、ゴルフクラブ1本でC$650って、ど~なん?う~、でもホチ―よー。