試打クラブについて:
北米では昨年来、「振り向けば、Mドライバー」と言えるほど、プロのTV中継でも、近所のドライビングレンジでも、白黒のM1ドライバー、
M2ドライバーがだらけ。2016年モデルは、口コミやレビューでも上々の実力派。契約プロは正統進化したと言われる、最新の2017年モデルに、当然のように早々と切替え。
「進化した」のが真実でも、自分で購入するアマチュアには、費用対効果が最重要。気になるシャフトと共に、2017年モデル(文中、新モデルと表記)と2016年モデル(文中、旧モデルと表記)をガチ比較。
シャフトは2種類
Fujikura Pro - 56S
Aldila Rouge 60S
ホーゼル部セッティングは、Neutral
ボール
スリクソン Z-Star XV 2016年モデル。
比較ドライバー
データ:
(明らかなミスヒットを除く、5球平均値)
データ補足:ー最長キャリーは旧モデル
M2ドライバー(Fujikura)の253ヤード、最長トータル飛距離も2016年
M2ドライバー(Fujikura)の279ヤード。
テスト時の感覚:
ー打感は新モデルM2ドライバーが、旧モデルよりも適度に弾くイメージが強まり好印象。
ーその弾くイメージとは逆に、⑤打ち出し方向データの通り、新モデルは捕まり易くなっている。
ーFujikuraシャフトの程よい柔軟性は、M2ヘッドには良くマッチ。
ーAldila Rougueは、一時期プロの間でブレイクした事でも分かる通り、数値(トルク3.4)よりも全体に硬く感じさせる。結果として、⑤、⑥データの通り、右に飛び出して、スライス回転・・・。当然⑪、⑫の飛距離も伸びない。
今週のコンペに持っていくなら:
旧モデルが、最高キャリー及びトータル飛距離を記録したが、この時の⑨最高到達点は、34ヤードと平均値以下。また⑤打ち出し方向は右に7.8度で、回転は-476のドロー。(⑬横ブレも左に僅か7ヤード)。つまり旧M2ドライバーは、高く上げて飛ばすのではなく、しっかり捉えて、前に強く押し出して、その性能を引き出せる。アマチュア
ゴルファーにとって、この「しっかり捉える」が問題。結局はしっかり捉える事ができた時だけ気持ちいい=いわゆる一発の魅力となりかねない。この打球は超気持ち良かった!
新モデルの打感は好印象で、旧モデルよりも優等生的な作り。捕まりと球の上がりをアップさせるアマチュア
ゴルファーには嬉しい「進化」をさせて、飛距離を生み出そうとしている。横ブレも少なくなっており、真に正統進化している。
平均飛距離も申し分なく、コースへ持っていきたいのは、やはり新モデル。
プロが新モデルにどんどん切替えて行く理由は良くわかった。アマチュアが、スコアアップのために、旧モデルから買い換えるべきか、それとも同じお金を掛けて、旧モデルでも安定的にドローボールを打てるように練習するべきか・・・?
気になったら価格チェック:
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